タイの施工後にある問題点
- トイレのドアに一部剥がれがある
- 廊下と壁の間に小さな隙間がある
- 廊下にハンマーか何かでできた凹みがある
- キッチンのカウンタートップに細かい傷が多い
- リビングの壁紙が一部剥がれている
- 窓枠のペンキが剥がれかけている
- バスルームのタイルの一部が割れている
- 寝室のフローリングに目立つ傷がある
- 天井にシミができている
- ダイニングルームの椅子がぐらつく
- クローゼットのドアがきちんと閉まらない
- バルコニーの手すりに錆が見える
- 玄関ドアの鍵がスムーズに動かない
- 照明器具が一部機能していない
- エアコンの管から水が漏れている
- 台所の蛇口が漏れている
- リビングのカーペットに汚れが目立つ
- 窓ガラスに小さなひびが入っている
- バスルームの換気扇が異音を立てる
- トイレのタンクが水漏れしている
東南アジアでは、弊社事例にて例えばシンガポールの多言語環境が工事プロジェクトにおいて課題を引き起こす事例があります。シンガポールでは、英語が公用語である一方、中国語、マレー語、タミル語などが広く使用されています。そのため、現場で働く作業員や管理者が異なる母語を話す場合、意思疎通が難しくなることがありました。
具体的な事例として、ある店舗の内装工事では、現場監督が英語を使用して設計変更を指示しましたが、現場作業員の多くがマンダリンやタガログ語を話すフィリピン出身者であったため、指示内容が正確に伝わらず、施工ミスが発生しました。この結果、予定していた工程が一週間以上遅れる事態となり、追加コストも発生しました。現在、弊社ではもうこのような事例はほとんど発生しませんが、いつどんな時も起きる可能性をふまえて、施工管理をしております。
また、タイでは地方出身の労働者が現場でタイ語の方言を使用し、中央管理部門との意思疎通がスムーズにいかないケースもあります。またミャンマーやラオスの労働者も多く、このような言語の違いにより、資材搬入のタイミングが遅れるなどの問題が発生し、工期に影響を及ぼすことがあります。言語の壁を克服するために、プロジェクトごとにこうした言語対応のできる管理者をしっかりと押さえておくことが重要と考えております。